(Enlish text below) 2021-22年度は久しぶりに一年生に文法を教えることになりそうです。ひらがな・カタカナもゼロから教えることになります。 カタカナ・・・簡単ではないですね。 恐らく、一般の日本語学習者の頭の中では日本語の文字の難易度は以下のようになっているのではないでしょうか。 ひらがな<<カタカナ<<<<<<<<漢字 学ぶ順番も大抵上記の通りです。ひらがな清音46文字に加え、濁音・半濁音・拗音を学んで一息ついたところ、難易度の高い漢字の前段階にあるカタカナはとかく軽く見られがちのように感じます。実際、オノマトペはともかく、カタカナ単語は外来語の日本語表記であり、意味と原語での発音を知っているので、そんなに難しいとは思わない人が多いようです。 しかし、カタカナ、本当にそんなに簡単ですか? 個人的には外国語の発音をそのままカタカナで表記することはほぼできないと思っています。仕方なくかなり強引にアレンジし、時には、原語の音とは全く別物の表記になってしまうものもあります。パソコンや「サボる」など、原語にはない略語、ホッチキスやチャックといった和製カタカナ単語もあります。多くの学習者が最初につまづく次のカタカナ単語、意味がわかりますか? *矢印の後ろをハイライトにすると答えが見えます。 ローマ → Rome コーヒー → coffee ヨーグルト → yoghurt デジカメ → digital camera ズボン → pants 原語の発音からカタカナ表記をする包括的なルールは私は見たことがないです。従って、外国人の日本語学習者が何かの法則に従い、原語からカタカナ表記を想像することもほぼ不可能だと思います。では、日本人はどのようにカタカナ表記を身につけるのか? 通常、日本では小学校一年生修了までにカタカナを習得し、基礎単語を書く練習も結構させられます。小学校の三年生以後になると漢字学習が増えてくるので、特にカタカナを書く練習というのはしないと思います。結局、 勉強や日常生活の中で多くのカタカナに触れることで、自然に覚えてゆく といった感じになっているのではないでしょうか。この点は生活者では
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